3Dゲームをお気軽に――HandheldQuake

エミュレータやらKLIMTやら、3Dゲームの下地ばかり漁っていた気がしますが、さすがにそればっかりだと疲れてしまいます(^^;; というわけで、先達の方々が用意してくださったゲームを遊ぶことに。


3Dゲームのマイルストーンと言えばQuake。ザウルスにも、SL-5000Dの時代から既に移植されているという素晴らしく移植性の高いゲームです(^^ プレイするためには、実行ファイルとデータをこういったフィードから持って来れば良いとのことで、実行ファイルのqpe-quake_1.5.0-2_arm.ipkと、データであるqpe-quake-data_1.5.0-1_arm.ipkをそれぞれインストール(容量が大きいのでSDへ。/opt/以下へのインストールのため大丈夫のようです)して、早速実行してみました。が、データファイルのアンロックを行ってください、と怒られて起動してくれません。


配布されているqpe-quake-data_1.5.0-1_arm.ipkは確かにシェアウェア版なのですが、一部のマップは体験版的に遊べるようになっているはずなので、どうにもファイルがおかしいようです。そこで、AT機(DOS)用のシェアウェアQuake拾ってきて、データを拝借することに。quake106.zipを解凍して、中にあるresource.1をresource.exeにリネームして実行。生成されたファイルの中から、pak0.pakファイルを探します。これを、ザウルス側のデータファイル「/opt/QtPalmtop/quake/data/id1/pak0.pak.gz」として置き換えます。


すると、Qtopiaのホーム画面にあるショートカットから起動するようになりました。まさにクロスプラットホーム万歳です(^^ ただ、解像度が気に入らないので、/opt/QtPalmtop/bin/quake_scriptの中身で


#sh
quake -nosound -width 240 -height-260 -basedir/opt/QtPalmtop/quake/data


のwidthとheightの値を適宜修正することでお好みの解像度に変更します。これでようやくプレイ可能に。が、ゲーム内のメニューがCancel=ESCキーで戻るようになっている一方で、Cancelでゲーム自体が終了してしまうので、キー割り当てなどのオプション設定が一切出来ません。ソースコードを拾ってきて直そうかとも思いましたが、お気軽でなくなってしまうので中断(^^;; 今のキー割り当てだと、横移動が出来なくなっています。「撃つ」はctrlキーなので、KeyHelperなどで割り当ててあげれば大丈夫かなと。微妙に片手落ちながら、一応これで遊ぶことは可能です。


ただ、遊んでみて思うこととしては、ひたすらに重いです(^^;;; pdaXromに移植されたものは結構遊べると言う話なので、やはりQtの部分にネックがあるのでしょうか?GLquakeをベースにKLIMTやSDLなどを組み込んでみようかな、とも思いましたが、やはり気軽ではなさそうなので思うだけにしておきます。ちなみに、pdaXrom版はSDLのバージョンが違うためか、起動できませんでした。残念。


# こちらはWindows版の話ですが、QuakeのMod(プラグイン)で、DOOM3ばりのシェーダを
# 駆使して描画してくれるものがあるそうです。Tenebraeというものですが、
# 初代Quakeの簡素なポリゴンに、アンバランスなまでの凹凸感のあるライティング
# (ピクセルシェーダによるバンプマッピングですね)が行われていて、
# すごいことになっています(^^;;