剛体シミュレーション――暗中模索は控えめに

ここ数日、物体同士の衝突時の安定性を上げようと、有限要素法や、変位法などをはじめとして、色々と各資料を漁ったりしていたのですが、途中ではたと思い至りました。自分の頭の中では、既に多関節体のシミュレーションまで構図自体は出来ているわけで、衝突時の反力計算を改良しようと躍起になっているのが実はボトルネックになっているのでは無いか、と?


シミュレーションを高速化、安定化、正確化させる事は、それはそれで意味のある事であり、楽しいことでもあります。が、個人で割ける労力は極めて限られているわけで、個人が何かを成し遂げたいと思う時には、仔細な事に留まるよりも、トップダウン的に物事を進めた方が良いのかもしれません。まずは、不安定でも、低速でも、ちょっと位不正確でも、シミュレーションエンジンを組み上げて、さらにアプリケーションまで作ってしまって、そこで初めてシミュレーションの改良を試みる、くらいが丁度いいのかもしれません。


#まずアプリケーションあってのライブラリであって、使う当ても無いライブラリの改良程虚しいものはありません。
#まだまだ己の視野が狭いようです(^^;;