日本中の姿が見える――国土交通省ウェブマッピングシステム大幅更新

ウェブマッピングシステムというのは、かつて撮影された国土交通省による空撮写真の情報を、位置情報と絡めてWeb上から参照可能にしたシステムです(他にも機能は色々ある様です)。が、先日までは東京などの主要都市に限られたものしか写真データが整備されておらず、まだまだという印象がありました。


このシステムが、今回大幅にデータ追加を受けたようで、何と故郷熊本の空撮写真も見られるようになりました。昭和49年の写真のみで、生まれ育った家はまだ姿も形もありません(^^;; しかし、間違いなく当時の熊本の姿で、ここだ、と思えるような思い出の場所をいくつも見つけることが出来ます。また、私は直接見た事は無いのですが、思いがけず貴重な写真を見つけてしまいました。


こちらの写真(注:かなり大きいです)ですが、中心からちょっと右下に行った所に、熊本城の姿が確認できます。ここから更に右下に(大きい道を右下に下る)ちょっと行くと、熊本のアーケード繁華街「上通り」と「下通り」が見えてきます。そして、この下通り(大きい道の下側に伸びる屋根つきの道)を入って程なくした場所に、巨大な廃墟が見られます。この撮影年次は昭和49年。そして、戦後最悪級と言われた「熊本・大洋デパート火災」が昭和48年11月29日・・・。つまり、その大洋デパートのなれの果てなのです・・・


#時に、写真というのは歴史の証人になってくれますね。
#ノスタルジーやら、新しい発見やらで、見ていると瞬く間に時間が過ぎていきます(^^;;;