こんなものがあったとは!――PDA向けOpenGL互換API

2chの開発系スレッドで発見したのですが、海外の方がほぼOpenGLと互換のAPIによるPDA向け3D描画ライブラリ「KLIMT」なるものを公開されています。ソフトウェア描画で、まさかここまで、と目を疑ったのですが、スレの先駆者の方によると、SL-C700上でテクスチャ付きでも20fps前後の速度を叩き出すとか。ATIw100の矩形転送能力や、アルファブレンディング(半透明)機能を活用しているにしても、大部分がMesaGL同様ソフトウェア描画によるものと推測されます。それでいてここまでのレベルというのは驚きです。


加えて、PocketPCに移植されたKLIMTを活用して、AugmentedReality(増強現実感:現実世界を人工的に拡張する概念)の世界で非常にポピュラーな画像認識フレームワークARtoolkitまで移植されています。PC上ですら、決して軽い類のプログラムとは呼べないものが動いている様は、最早驚愕です。それになにより、OpenGL-ESが策定される前から、既にユーザーサイドで互換APIの動きがあったわけですね。そういう意味では、ESの策定は後手に回っている状態なのかもしれません。


このライブラリにあまりに感動した勢いで、思わずCygwin上でgcc+QtopiaSDKによるプログラミング環境構築を始めてしまいました。つまづきの連続ですが、勢いのなせる業か、何とかコンパイルQtopiaエミュレーション環境の構築まで持っていけそうです。


#Perlはどうしたかというと、未だにデバッグ環境を細々と・・・・(^^;; やる気が大事なので、CGプログラミングと交互に英気を養いながら進めていきたい所存です。