ORIGAMIやら新型ザウルスやら――新製品の季節です。

随分マイクロソフトが勿体つけて発表しましたが、ORIGAMI「Ultra-Mobile PC」なるものが登場してますね。最初、MS自身が出すWindowsXP搭載のPDAだとばかり思っていたのですが、実際は、各メーカーが準拠品を作るための、PsPCやPocketPCなどと同じような一種の規格のようです。


ただ、PocketPCや、かつてのWindowsXP TabletPC Editionでも思ったことですが、キーボード+マウス+ディスプレイの組み合わせはやはり鉄板で、入力がペンに限られるタブレット型は、それ単体でライフスタイルを変える位の使い方が出来ないと、普及しないんじゃ、等と余計なお世話なことを考えてみたり(^^;;;


これを常に携帯したいか?というと大半の人は疑問かな、と。600〜900gは結構な重さです。個人的にこれまで使ってきた感覚では、常に片手で持っても疲れない150g前後、大きくても200g以内が限界じゃないかと考えています。今手元にある、iPAQh2210/h4150は130〜150gの大きさでBluetoothもしくは無線LANを備えており、状況に応じてBluetooth接続のGPSも使用でき、動画も音楽も視聴可能、解像度は小さくともネット閲覧もある程度は行ける、という相当の満足度を示しています。にも関わらず、世間一般の人にとっては魅力薄らしく、街中ではみんな携帯を使っています。


このORIGAMIでは、PocketPCに加えて、せいぜいもっとまともにネットが出来る、という位であまり嬉しいことを感じません。もちろん普通にWindowsXPのソフトが動くのは魅力的ですが、同じコンセプトのVAIO Uが世間に広まらなかったのを考えると、ちょっと・・・。手のひら大に、かつてのスパコンを凌ぐコンピュータが納まるようになった今の時代、もっとこう、夢みたいに凄いことが出来そうな気もするのですが、はてさて・・・


一方の新型ザウルスですが、こちらは4GBのHDDが6GBになりました、というだけのマシンのようです。つまらない、と言うのは簡単ですが、まだ開発が存続している生存確認みたいなものと思っておきます(^^;;