古いPCを掘り起こして――環境整備

しばらく旅に出る知人の為に、手持ちのPCを貸すことになりました。といっても、現役で使用中のThinkPad X22が離れてもらっては困るので、しばらく現役を引退していたノートに復帰をしてもらいました。A5サイズミニノートの「NEC mobioNX」です。MMXPentium120MHz、SDRAM32MB、VGA解像度STN液晶と、今の時代からすると完全に置いていかれたPCですが、重量はわずか770g。VAIO U1/U3/U101系列よりも軽く、VAIO typeUに迫る勢いの軽さです。旅のお供には丁度いいかもしれません。


が、コミュニケーションソフトとして必須のMSNmessenger6.xは、PentiumII233MHzが最低条件、まず動きません。仕方ないのでRegnessemα17をインストールしてみたのですが、サインイン出来たはいいものの、何とチャットでこちらからのメッセージが一切入力できないという変な状態に・・・。


原因はいくつか考えられますが、おそらくWindowsを無理して軽量化したことが一番大きいような気がします。mobioNXは、元々Win95をターゲットとして作られており、Win98では実は相当に重くなります。そこで、Win98にアップグレードした後、IE4コンポーネントエクスプローラーシェルを切り離すパッチを導入。こうすることで、IEは独立した1ブラウザとして動作するため、Windowsの動作自体が非常に軽くなります。


その代わり、IEコンポーネントやその他のシェル周りに対して確実に悪影響を与えてしまうようです。この種の手順は、市販ソフトの98liteというもので簡単に出来るのですが、私はそれに頼らず手動の方法で切り離した記憶があります。が、その手順を記したページが見つからないので、元に戻すことも出来ません(^^;;;


#仕方ないので、MSNが開発中のWebMessengerでお茶を濁すことにして見ます。
#Pentiumの低クロックマシンだと、ネット環境を人並みにするだけでも一苦労ですね