Bluetoothでもっと仲良しに?――シリアルポートマニアになりたい

Linuxマシンでは当たり前以前の問題かもしれませんが、ザウルスではtelnetによるログインが可能です。更に、オプション16ポートがttyS0シリアルデバイスとして機能しているため、原理的には本体外部からシリアルコンソール経由での操作も可能のようです。少なくともハードウェア的に備えているし、実際にも出来るだろうと信じて調べてみたのですが、SL-B500で実現されている方がいらっしゃいました。


シリアル経由により、外部からターミナルの操作が可能。しかも、sz/rzという昔ながらのコマンドにより、ファイルのコピーも出来る。では、これをBluetoothに置き換えると、面倒なケーブル接続や、IPを割り当ててのtelnet接続無しで各種操作が出来るのでは?と考えて見ました。BluetoothによるOBEX等のインストールも不要になります(?)。


が、ここで困ったことが発生。今ザウルスで使用中のBlueZは、何故かSDP(Bluetoothのサービス検索機能)に全く反応してくれず、サービス無しと表示されてしまうのです。つまり、ザウルス自体から何か他のサービスに対して接続する事は容易なのですが、ザウルスに対して接続が行えない状態になっています。最低限SPP(シリアルポートプロファイル)さえ繋がればどうにでもなるのですが、SPP-Dev A/Dev Bの両機能が何らかの原因で実現できていないようです。


と言うわけで、今のところ構想のまま進んでいません。Bluetoothによるザウルス同士のシリアル接続は、対戦ゲームみたいなものを作る時や、Bluetoothでやり取りするデータのリダイレクションにも役に立ちそうだと思っているので、引き続き検証を続けてみたいと思います。


#上に紹介したページの方は、専門でLinuxを扱ってらっしゃるようで、/sbin/gettyを起動して気軽に
#接続を行われていますが、inittabファイルはQtopia以前のカーネル起動時に呼び出される、かなり
#コアな部分の設定ファイルです。下手にいじると、またもザウルス初期化と言うことになりかねないので、
#手軽ではありますが、気軽というわけでもないかもしれません(^^;;;