やはり基本は大事ですね

仕事の関係で、簡易的なレイトレーシングを行うプログラムを作成しています。レイトレース=光線追跡、という名が示すとおり、目に入り込む光線の一本一本を、逆に追跡して光源へ辿りつかせるCGレンダリング法の一種です。


原理的には単純明快なのですが、光線が球や平面などの基本図形上で反射した場合の計算を忘れて久しいことに気がつきました。3DCGをやっている身として恥ずかしい話です・・・_| ̄|○ で、掘り起こしたのがこの本です。自分にとってのCGプログラミングの原点とも言っていいかもしれません。数学の一参考書ですが、勉強のための本としては、高校時代に唯一面白すぎて徹夜して読んだ本でした。


3次元空間におけるベクトルとは何か?ベクトルが平面に反射する時にどうなるか?平面と直線の距離は?等の答えがぎっしり詰まっています。この本を読んで、居ても立ってもいられず、拙いながらもF-BASIC386でポリゴンエンジンを組んだことを思い出します。結局原点に返って本を読み返し、再び感動しているところを見ると、自分の中身はそれ程変わってない気がしてきました(^^;;


#今の小中高の子供たちも、こういった参考書で感動することはあるのでしょうか?ぜひあって欲しいものですね。