富士・はやぶさ撮影終了(引き続き写真・動画が重いです)

 先週末、ついに富士・はやぶさがダイヤ上から消滅し、営業運転を終了しました。
というわけで、先日の続きです。



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現在現役で使用しているCanon EOS KissX2は、当然のことながら静止画専用のデジタル一眼レフカメラなのですが、ライブビュー機能を備えており、PC上の連携アプリケーションであるEOS Utilityの併用で、PCからの操作とライブビューの確認が可能です。つまり、ライブビューの画像はPCに連続して送られているということで、これを逆手にとってライブビューの画像をリアルタイムにAVIエンコードするプログラムが公開されています(一部ニュースサイトでファームウェアと記載されていますが、これは誤記です)。プログラム自体は非常にシンプルなもので、

  1. カメラ本体からメモリーカード(SD,CFなど)を抜く
  2. カメラ本体をPCにUSBケーブルで接続する
  3. カメラ本体の電源を入れる
  4. キャプチャプログラム起動
  5. 有効になったライブビュー画面を見ながらWriteボタンでキャプチャ開始
  6. Stopボタンでキャプチャ終了

※モードセレクタは基本的に有効で、ボタン操作によりカメラ側でライブビュー画面の確認、AFが可能。ただし、クイックAF、コントラストAFともに、AF操作中はプレビュー、もしくは記録中の動画が完全に途切れる。

という感じです。モードセレクタの設定値がそのまま動画に反映される点(特にF値)は、5DmkIIよりも勝手のいい部分ですね。もっと機能が増えるか、カメラ側で撮影開始できればもっと利便性も高まるのですが、現状でも非常にありがたいですね。このプログラムのテストがてら、品川駅にて動画撮影を試みました。

PC:Sony VAIO UX90S(プレビュー切)
レンズ:EF24-70mmF2.8L
f=70mm
F2.8
Tv 1/50
ISO 400


エンコード条件が非常に悪いですが、画質は実際にはもっと良好です。ただし、ライブビューの画像が一瞬だけフレーム飛びすることがあるようです。これはプログラムの使用に関係なく、ライブビュー単体でも発生しているため、カメラ側の仕様のようですね。また、PCのスペックに関係なく、ほぼ22fps程度で頭打ちになるようです。当方のUXでは、プレビュー切の状態で19〜20fps程度でした。実用にはかなり遠いものがありますが、被写界深度の浅さを生かして、趣味的な動画には何かしら使えそうな感じです。



3/13

いよいよ下りダイヤの最終日でしたが、会社の退社時間が遅くなった関係で、品川ではなく、大井町での撮影になりました。先日の京浜東北線被りの失敗もあって、かなりひやひやしたのですが、最後の最後でギリギリその姿を見せてくれました。品川駅と比べるとより暗く、厳しい写真となってしまいましたが、最後の姿に立ち会えただけでも満足です。長い間、お疲れ様でした。

レンズ:EF24-70mmF2.8L
f=70mm
F2.8
Tv 1/50
ISO 400






魅力的な撮影対象がまたひとつ消えていくのを見ると、寂しいものですね。鉄道では、他に個人的思い入れの強い車両として、新幹線500系などがあるのですが、こちらも引退してしまうまでに姿を収めておきたいところです。