単独無給油無着陸世界一周成功――「GlobalFlyer」凱旋

表題の通りですが、歴史的偉業の達成です。素晴らしいですね。1986年に「Voyager」を製作し、二人での無給油無着陸世界一周を達成。そして去年、「SpaceShipOne」で民間初の宇宙飛行を成し遂げたバート・ルータン率いるScaledComposite社の機体がまたもやりました。初めて世界一周を成し遂げたダグラスDWCを始めとした、飛行機による冒険飛行の最大のマイルストーンが達成された感じです。


が、リンドバーグかそれ以上の偉業にしては、世間の反応は極めて穏やかです。人類は既に月に到達して、次は火星へ行こうかという話が出ている昨今で、地球の中をぐるぐる回ったところで大したことが無いという認識なのでしょうか?Voyagerの時もそうですが、技術が発展したという今でも、4万キロを越える行程を単機で一周するのは命懸けの至難の業であることには変わりありません。軽量化の為に大きく簡略化された自動操縦装置が壊れたら、もう一巻の終わりという危険との隣り合わせだったはずです(大きくたわむこういった機体だと、自動操縦の何らかの助け無しには安定した長時間の飛行ができないのだそうで)。
とはいえ、これだけ多様化した現代だと、「冒険」そのものに対する刺激も少なくなっているのかもしれませんね。


# 今の人は、一体どういったことに刺激を受けているのでしょうか?(^^;;