qpeGPSを紐解いてみる――最強のフロントエンドへ?

なんだか回り道しっぱなしですが、Qtopiaアプリケーションへ真面目に触れてみようと、Cygwin環境でソースコードからqpeGPSのコンパイルを試みています。qpeGPSは、元々OPIE(現在休止中のようです)というプロジェクトで作られた、Qtopia互換のライブラリ群によって組まれていたもののようですが、これをqtopia-free-1.5.0向けにqpegps.proを書き換えて(単純にインクルードファイルとライブラリファイルのパスを変えるだけ)makefileを生成。コンパイルをしてみたら、何も小細工無しにコンパイルは通ってしまいました。当たり前といえば当たり前ですが、びっくり(^^;;


ただ、リンク時にいくつかの関数が未定義だ、とエラーを起こしているので、ビルド自体は出来ませんでした。一つのcppファイル内に4つ程呼び出しに失敗しているものがあるので、これらの関数がどこで定義されているのかを辿ってみると上手くいくかもしれません。


もし自前でビルドが出来るのであれば、地図を扱うインターフェースの所で2〜3つボタンを追加してあげれば、現在/目標座標値をグラフィカルに見ながら電猫に渡す最強のフロントエンドになってくれそうです(^^ ただ、最新のバージョンはどのソースファイルの組み合わせなのか、いまいち把握できていません。CVSに公式で記録してあるのは0.9.1まで。全部ソースを安直に最新にすればいいのでしょうか?(^^;;


ちなみに、qpeGPSの最新版は0.9.2.1pre。評価版ながら、これまでの0.9.1に加えて

  • SL-Cシリーズでレイアウトが崩れなくなった
  • WGS84、TOKYOを含むGPS、地図双方での様々な測地系が設定可能になった
  • GPS受信機を使用せず、単体で閲覧可能な「地図モード」を追加
  • ウェイポイント追加・削除機能を追加
  • 目標地点設定可能。現在位置からの方位と距離を表示
  • 任意点間の距離測定が可能


と、特にナビゲーション補助機能が大幅に強化されています。地図取得機能がデフォルトでないのを除けば(こちらをどうぞ(^^ )、モバイルマップNAVIと同等か、それ以上かもしれません。素晴らしい。もしこれらの機能をプログラム内で扱えるならば、電猫にももってこいですね。当方でもとりあえず導入して、試してみようと思います。