熊本にて

Alcyone2004-08-14

帰省した直後に、花火を見に行きました。デジカメで花火を撮るのは、一種のベンチテストのようなものらしいので、例にならって三脚も無いフリーハンドで撮影してみました(無謀)DMX-C1 Xactiは、CCDの感度によるのか、F値の暗さによるのか、明るさに比してシャッタスピードがかなり遅めに設定されています。以前主に使っていたのがF値2.0(光学系の焦点距離/口径比:値が小さい程明るい光を得られる)という明るめのVN-EZ5で、比較的ブレない写真が容易に取れました。銀塩カメラでは、F値2.8前後で幅広いレンジの撮影が可能になるとの事なので、CCDが多少性能が悪くても、充分カバーされていたのだと思います。


比べてXactiは、レンズが多いためかF値3.5〜3.7(ズームで変動)。やや暗めです。さらに、CCDの感度を上げる(ISOの数値を上げる)とノイジーになり、画質が厳しくなります。暗い環境では、明るさを稼ぐ為に必然的にシャッタスピードが遅くてブレがちになり、しかもその旨の表示が出ません。OLYMPUS等のデジカメでは、絞りとシャッタスピードを連動させて、どちらかを優先させることが可能で、双方の表示も出るのですが、そこまで親切では無いらしいです。


というわけで、夜の環境下、フリーハンドで撮影しようものなら手ブレ必至なのですが、何とかごまかす方法を模索してみました。花火に限定すると、夜景モードでノイジーな絵になるのを我慢するしかないと思ったのですが、フィルタで「ゴーストモード」なるものを発見。これは1枚のコマを半透明にして、コマごとの絵を重ねていくという画像効果手法です。もちろんこれでも手ブレは防げませんが、ファインダーで見ている絵がそのまま写真になるので、ブレの無い時のシャッタチャンスを逃さずに撮れるようです。ピントは甘かったですが、綺麗に尾を引く写真が取れてちょっと満足です(^^


#熊本の江津湖で打ち上げる花火は、毎年1万発規模だそうで、東京の花火大会に匹敵します。田舎なのに凄い勢いですね(^^;;
#でも、今年は取って置きの場所に通行規制が敷かれていて、入れませんでした。残念。